ある男がモデルガン(コルトガバメント)を持って来た。
右の男は本物の拳銃に改造できると言った。
左の男は三億円事件の犯人の息子と名乗った。
男たちは企んでいる。
僕はその話を聞いてションベンをちびった。
もう、いい大人なのに。
お母さん、ごめんなさい ― 。
■あらすじ
18年ぶりに出会った同級生四人。
結婚し、小さいながらも会社を立ち上げた男。
子供の為にすし屋で働く男。
卒業後すぐ引きこもりパソコンを行きがいにしている男。
自分のやりたい事が見つからず、親の介護に疲れた男。
懐かしいようでどこかぎこちない。
18年間を埋めようとする者。忘れようとする者。
「コルトガバメント」が紡ぐ四人の追憶。